おはこんばんは、おばサラです。
先日すこしお話した家計簿繋がりで、本日は家計簿ツールに関するお話。
最初の頃は紙で家計簿をつけていました。
が、記帳が大変で、「しっかりつけて貯金ができれば満足!」となりがちでした。
「紙の家計簿をつける」とは会社でいうと、経理と経営のワンオペ状態なのだと思います。
本来最優先にすべき部分は経営の部分なのですが、その前の経理担当で力尽きてしまっていました。
一昔前は労働→年金生活
という前提のもと、家計簿に求められた役割は「一年の収支があうか」が主眼だったのではないかと思います。つまり、経理部分がしっかりできていれば十分だった。
ですが、老後資金まで含めて自己責任の現代、家計簿には「100年の収支が合うか」という観点が重要になり、そのために家計管理も会社経営に近い考え方が必要になった、と感じています。(つまり、財務分析の必要性)
また、一般的な家計簿は「単式簿記」(費用を記帳する)を前提としています。
この方式は、支払方法が1方式(現預金からのマイナス)だと楽でわかりやすいのですが、複数方式だと、とたんに管理が大変になる方式だと感じます。
具体的にはクレジットカード。
クレカ決済で買い物した瞬間、家計簿としては費用が発生しますが、実際に自分のお金が減るのはカード会社からの口座引き落としの瞬間です。
なので、必然的に「現預金」だけではなく「未払金」というものが発生します。これを普通の家計簿でつけるとすると「帳簿のお金(クレカ決済分を引いた額)とは別に、口座にある残高の管理」が必要となります。
(つまり、「複式簿記」的観点の必要性)
(一昔前の家計管理の知恵「なるべく現金決済で袋管理」というのは、このずれの一つの解決策であり。電子決済に移行した今、これに替わる解決策は、デビットカード決済かと思います。)
現在はこれらを解決してくれる家計簿アプリ「マネーフォワードME」を使っています。
このアプリは電子マネーや口座を設定すると自動連携されるため、記帳入力は現金のみで済みます。
(寧ろ楽に管理したいために、いち早く電子決済に切り替えていました。)
そして「負債」という口座カテゴリと「振替」という機能があります。
これらの機能を使うことで、家計簿を今までの「単式簿記」+「費用管理」から「複式簿記」+「財務諸表的管理」に変えることができました。
(固定資産管理や減価償却はできないので、完全ではないです。)
「負債」「振替」機能を使うと、どうなるか。
例えばAmazonとクレジットカードの両方を設定することで、Amazonでの買い物は「支払い」ではなく「振替」で処理されます。
その後クレジットカードの口座引き落とし日に「預金からの支払い」が「口座引き落とし」という形で処理され、「クレカ口座」の金額が減ります。
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例)Amazonで6/1に1,000円クレカ決済、口座引き落としは7/4の場合
6/1 振替 Amazon(費用)←クレカ口座
クレカ口座 +1,000円 (未払い金)
7/4 支払い クレカ口座←銀行口座
クレカ口座 -1,000円
銀行口座 -1,000円
家計簿の記載 Amazon(費用) -1,000円
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これらの機能を自動連携と併せて使うことで、家計簿の「経理」をほぼ担ってもらうことができます。*1
また、分析レポートや予算実績比較機能などもあるため、費用のカテゴリーを分けておけば「食費の推移」などもすぐにグラフで見ることができます。つまり、会社でいうところの、財務諸表や各種レポートを用意してくれる存在。(しかもリアルタイム)
とても便利で助かっています。
ですが、これだけでは「人生100年の収支があうか」まではわかりません。
そのため、ここから先は別のツールを使っています。
そのお話はまた次回に。
※マネーフォワードとは、利用ユーザー以外の利害関係は一切ありません。
*1:自動連携にはセキュリティリスクもあります。リスクをご確認の上、自己判断にてご利用ください