おはこんば、おばサラです。
本日も読了本の紹介。
(2022/6/25現在、Amazon Prime reading 読み放題対象です)
原書が書かれたのは1920年代。なんと100年前の投資指南書となります。
ですが、今でも十分に通じる、投資の心得、基本ルールを教えてくれるものでした。
遥か昔、バビロンに暮らす人々の物語を描く形で、同じ原則を形をかえて話されています。
バビロン、シュメール人・・・それこそ遥か過去に学校の歴史の教科書の最初にさらっと出てきた古代文明、というイメージしかありませんでした。
ですが、改めて読むと本当に発展した文明であり、こと経済活動においては「19世紀初頭」と言われてもまったく違和感のない状態。そういった点でも楽しめました。
書かれているルールはどれもそのまま説明されると「当たり前」とおもえてしまうものですが、その「当たり前」を遥か古代から現在に至るまで「その当たり前を本当に心に刻み実践できている人は極一部なのである」という人間の真実も伝わってきます。
私も投資を始めてからもう20年となりますが、それでも「毎年きちんと守れたか」というと「No」です。
今もすべては守れていないですが、ここまで積み立てた資産の力がその弱点を補っている構造である、と読了後あらためて自分の家計簿をみて実感しました。
毎月必ず積み立投資してきたお金たちが、あの時もこの時も助けてくれていたんだな・・・
この本の内容を「当然のことしか書いていない」と投げてしまうか、
「基本中の基本、常に立ち返る原則である」と改めて心に刻むか、
それ自体もこの本が読者に問いかけてきているのではないかと感じます。
まさに100年超えて読み継がれるのにふさわしい名著。
すべての方にお勧めの一冊です。
自分も定期的に再読したいと思います。