おばサラ日記

50代おばはんサラリーマンの徒然日記

「マージナル・ゲイン」アプローチの肝は「1%に分解する力」にあると思う

おはこんばんは、おばサラです。

 

現在「失敗の科学」読書中です。

本自体のご紹介は読了後にしようと思うのですが、その中にでてきた「マージナル・ゲイン」について、読みながら思うことがあったので先に書きます。

 

マージナルゲインとは、大きな目標に対して、小さな改善を積み重ねることで達成を目指すアプローチ。

 

イギリスのプロサイクリングチーム「たチーム・スカイ(現チーム・イネオス)」のGMとなられたデビット・ブレイルスフォード氏が実践され、その結果、76年間1度も優勝したことがなかったチームをツール・ド・フランス」でイギリス人として初の総合優勝を達成されたことにより、有目となったアプローチ、とのことです。

 

当時、チーム・スカイは自国の自転車メーカーさえも「イメージダウンになるから」とサポートしてくれないほどの弱小チームだったようです。そんな中ジェネラルマネージャーに就任した際に「5年で優勝を目指す」と発言されたとのこと。当時は「あり得ない」という周囲の反応だったようです。

 

ブレイルスフォードは「自転車を漕ぐことに関係があると思われるすべてのものを細分化して,それを1パーセントずつ改善したならば,すべてを合わせたときに実に大きな改善が図れる」という考え方により、主要な統計データを測定し、小さな改善のアプローチを積み重ねられた、とのこと。

 

「1%ずつ改善すれば大きな変化につながる」というのは自分の先日の気づきにも繋がり、すでに大きな成功をおさめた先人が実践されたことである、という点に勇気をもらいました。

 

ですが仕事や事業において難しいのは「ゴールに関係があると思われるものすべてのものを細分化」することと「小さなkとおでも比較して正しい方を選ぶという試行錯誤=失敗することを前提としたアプローチ」ではないかと感じます。

 

自部門の仕事でも「改善につながりそうな手法を試してみる」まではしますが「細分化できないところまで分解してから改善を試みる」までは試したことがありませんでした。

一方、仕事の遂行においてはすでに「タスクを分解できる最小単位にしてから工数を見積もる」ということは日常的に行い、成功体験があります。

 

まずは日常的に発生して試行回数を多くとれる業務から「分解しきる」ことを試してみようと思います。