おはこんばんは、おばサラです。
今日は読了本の紹介です。
(2022/7/18現在、prime reading 読み放題対象)
先週は別の本をずっと読んでいたのですが、少しずつ理解しながら読み進めているため、週に1冊読了目安が厳しい、と、積読していたこちらを土曜日に読みました。
kindleの読書平均時間も2時間をきっていたため、「これはさらっと読めそう」ととりかかり、小一時間ほどで読了。
さらっと読めますが、インパクトは絶大でした。
いわば、本一冊まるごとで「多動力」という一言を納得させてくる威力。
著者ご本人が「本は書かない」とおっしゃっているとおり、ご本人が執筆しているのではなく、ご本人の積み重ねてきた言葉をまとめているから、かもしれません。
まさに生き方で説明されている、という気分になりました。
そして肝心の「多動力」ですが、社内SEとしては読了後に思考転換を大きく迫られました。
今まで私は「いかに現場の皆さんの事務工数を減らすか」という視点で仕組みを関上げていたのですが、そんな生ぬるいことではだめですね。
面倒な事務作業の代表格である経費精算について、ホリエモンさんは
経費精算を自分でやっているサラリーマンは出世しない
(中略)
「平社員が秘書なんて雇えない」というが、そんな無意味な作業に膨大な時間を割かれるくらいならば、自腹を切ってアルバイトを雇い外注してしまったほうがいい。
と言い切っていらっしゃいます。
ですが、一般的なサラリーマンが自腹を切ったアルバイトに会社業務を委託するのは、一般的には会社ルールとの折衝が必要でハードルが高そう。
また、ホリエモンさんの解決方には、気になることがもう一つ
・全員が「多動力」を目指すとき、「経費精算をずっとしたい」という人はいるのか?
もちろん、人のやりがいは多種多様なので「他人の経費精算が思いっきり楽しい!」という方もいらっしゃるかもしれません。ですが需給が釣り合いはとれないのではないか、と想像します。
単純に「自分のしたくないことを雇った他人にやってもらう」という解決法は「自分がしたくないことをする仕事」という雇用の創出にもなっている。
特に今後企業がさらに「1人当たりの創出利益の向上」を目指すうえでは「なるべく全員が多動力を発揮する」必要がある。
なので、社内SEとして考えるこべきことは「各人の事務工数を減らすか」でも「専属スタッフの効率性」でもなく、「その事務自体を消滅できる仕組みを生み出せないのか、せめて”秒”で終わる仕組みに転換できないのか」ではないか、と発想が変わりました。
もちろん経費精算一つとっても、即刻なくすことはできません。
ですが「ない状態」を理想として現実との折り合いをつけていくことで、「現場の皆さんの多動力を最大化する」仕組みをつくることに繋げる。
いわば、今後の社内SEに求められる能力は「多動させる力」ではないか、と感じます。
さらっと読めますが、ホリエモンさんの強い生き方を強烈に感じ、大きく影響を受けた一冊です。
とてもお勧めです。