おばサラ日記

50代おばはんサラリーマンの徒然日記

『BRAIN DRIVEN( ブレインドリブン ) 』(青砥 瑞人著)『読了本紹介】

おはこんばんは、おばサラです。

本日は読了本の紹介。

(2022/7/30現在 Prime reading読み放題対象)

 

脳科学の分野から、モチベーション、ストレス、クリエイティビティについて解説されている本です。

最初の章に基本的な説明がありますが、各自基本的には独立した説明でした。

 

かなり脳の中の働きについて図解をまじえながら詳細に書かれているため、kindleでも図解が見やすい形態でみるのをお勧めします。

私はkindle paperwhiteで読んだのですが、図が拡大できないうえに白黒なので、最初は理解できずに勝手に難解に感じてしまっていました。途中からPCも併用して読むことで、とてもわかりやすくなりました。

タブレットでもよいかと思います。とにかくカラーで見られ、拡大できなくても細かいところまで読み取れる大きさで図をみながら精読がお勧めです。

 

初心者にはちょっとハードルが高い脳の中の動きの説明部分についていけるようになれば、内容自体は大変明確でわかりやすく、納得がいくものですし、行動から説明されているものが多い中で、脳の中の働き、という点に大きくクローズアップしている点により、同じ「こうしたほうがいい」という事にも改めて納得、気づきをえるものでした。

 

いままで経験則で漠然と感じていた「若い時は親から正しいと言われたことがあってもなぜそれに従いたくないのか」という疑問にも、答えをえられた気がします。

また、「人工知能は人間の脳の一部分を再現できるようになった」と勘違いしていましたが、まったく別物であるという解説に目から鱗になりつつ、大きく納得しました。

 

モチベーション、ストレス、クリエイティビティ、それぞれの章に多くのヒントがあり、頷きながらも記憶しきれずにハイライトをひきまくりながら読みました。

全部をあげることはできませんが、改めてハイライトを振り返って、大事にしたいと思う部分は

 

  自分 の やっ て いる こと が、 自分 の 大切 に し て いる こと、 やってき た こと と 擦り 合わさ れ、 ずれ が あっ たら それ に 気づい て 修正 を かけ、 実際 に 行動 し ながら ポジティブ な 出来事、 それ に 伴う ポジティブ な 感情 も しっかり と 見る。 この サイクル が うまく 回っ て いく と、 ようやく 自分 に 自信 が 持てる 状態 に なる。  

 

 その「 成功 体験 の 過程 で 起こっ た 失敗 体験」 を 振り返る こと は、「 純粋 な 失敗 体験」 を 振り返る よりも 学習 の チャンス が ある。

(中略)

重要 なのは、 成功 体験 が 得 られ て ポジティブ な 感情 が 出 て いる とき に、 失敗 の 経験 あるいは ストレス と 結びつけ て「 同時に」 学習 する こと だ。

 

どう し たら 自分 が 落ち着く だろ う か。 どう し たら あなた は リラックス できる だろ う か。 そんな 存在 や 環境 を 真剣 に 探し、 その 大切 さを 改めて 認識 し て 欲しい。 そして 強く 自分 の 記憶 に その 存在 を 留め て 欲しい。 強い 記憶 が あれ ば、 心理的 危険 状態 に 陥っ ても、 それ を 頼り に 心理的 安全 状態 に 引き戻さ れ、 思考 や 行動 を 正しい 方向 に 導い て くれる。

 

モチベーションもストレスも、まずは自身のメタ認知を行い「違和感を大切にして」「基本的にポジティブな状態においてストレスと向き合い、乗り越える」ということですね。

一方クリエイティビティは訓練により上げられるものであり、「あえて自身が違和感を感じる状態に身をおく」「苦手な人と会う」などにより刺激をすることで発動できるものである一方「ぼーっとする」という状態も大切である、と・・・

 

うーん、だいぶ端折ったのですが、それでも引用が多くなりますね。

内容自体がぎっしりと詰まっているように感じます。自分の気づきを書こうとしても言い換えになってしまっているだけに感じます。

 

だいぶ時間をかけて読んだのですが、すぐに再読したくなる本です。

精読できるタイミングでぜひ。