おばサラ日記

50代おばはんサラリーマンの徒然日記

【雑記】週休3日制度について

おはこんばんは、おばサラです。

 

会社で週休3日制度の話がでましたので、自分の意見を備忘録として書いておこうとおもいます。

 

働き方改革の一環として週休3日制度の普及促進が挙げられているため、大企業を中心に導入検討、導入開始が進んでいるようです。

 

週休3日制の導入案としては

案1)1日あたりの労働時間を増やして給与を変えない(1日10時間×4日)

案2)労働時間は変えず、給与を減らす(時短勤務の類似)

案3)労働時間を減らして給与は変えない

 

サラリーマン個人として案3)はもちろん魅力的ですが、「その原資はどこからでてくるのか?」という問題が発生します。制度だけ導入すれば単純にベースアップをする、ということと同義であり、その結果増加した人件費の原資がなければ、会社の利益を削ることになります。

もちろん全員の労働効率を25%upする、解決策もありますが、かなりの改革をしないと25%upは厳しいでしょう。

ただ、日本マイクロソフトのように、導入したことで電力使用量や書類印刷量などの経費が縮小した企業もあるようです。

大企業ほど「人を出勤させることによる経費」があるため、一斉導入をすれば相殺できる経費が発生しそうです。

 

ただ、一般的な企業にとっては穏当な案は1)か2)、となるかと思います。

検索していろいろな記事を見た限りでは、日本での普及率はまだ1割以下であり、どちらが多い、少ないという以前の状況のようです。

 

一方、サラリーマンに対するアンケートでは、半数以上の方が現状の週休2日制を希望、3割程度の方が案1)を希望、という、「給与優先」という考え方のようです。

自分も今の生活では「現状維持=1日8時間×5日」が希望です。

現在の生活水準と将来への備えを考えると、休みよりも給与を減らさないほうが大事です。

 

ただ、もし自分に副業があったら、案2)を希望すると思います。今後はそんな風に、「1社に縛られたくない」というキャリアプランを望む方一方で、

「メインの1社には正社員として所属して、生活基盤を安定させたい」

「副業のチャレンジ期間は時間をつくりつ、生活のベースを維持したい」

といった方が積極的に希望されるのではないか、と考えます。

 

また、今後も確実に増加するだろう介護などのライフイベントをきっかけとして「週5日働くのは難しい」といった人を離職させない、就職先として選択してもらえる、といったための施策として案2)は時短勤務とともに有効であると考えます。

すでに導入されているヤフー株式会社などは、この家族サポートを目的とした制度になっている、とのことです。

 

一方、株式会社ファーストリテイリングは案1)をユニクロの「地域社員」を対象として、対象日を平日にされて導入されているとのことです。これは業種ならではの仕組みだと思います。

 

今後は個人事業主であること、兼業、給与優先でない働き方の選択など、キャリアプランは従来のように一律でなくなる潮流がさらに加速すると思います。

そんな中、週休3日制度だけに限らず、様々な働き方の選択肢を用意される会社が、日本でも増えることで、最近エンジニア業界で広がっている、外資への人材流出などに対抗できるようになればいいな、と思います。