おはこんばんは、おばサラです。
以前に書いた通り我が家はヤクルト1000を愛飲しています。
我が家は「ヤクルト宅配ネット」によりWEBから注文して(何もしないと自動継続になります)当日はいわゆる「置き配」をしていただく方式をとっています。
そんな感じなのですが、我が家に配達してくれるヤクルトレディは毎回手書きのメッセージカードをポストに入れておいてくれます。
(納品書は別に印刷したものがあるので必須のものではありません)
息子が「頼んで配達してもらっているのに、なんでこんなメッセージをわざわざ書いてくれるのか?」と疑問を投げかけてきました。
思いつくままに話した私の意見を今日は書きます。
この宅配を始めたときに初めて知ったのが「ヤクルトレディは、ヤクルト社から仕入れを行い、販売することで利益を得ている」という仕組み。
つまり、ご自身の才覚やお客様の反応が収入を左右する、ということですね。
であるならば「お客様の好感度をあげて顧客単価をあげる」という努力は、かなりご自身の収入をあげるためには大きな効果が期待できます。
それが「手書きメッセージ」になるのはなぜか。
ヤクルトが販売されている製品のライバルは、近所のスーパーや、他の生協などの宅配システムなどになるかと思います。
仕組み上、「値引き」という手段が使えないかと思いますので、そうなると「いかにロイヤリティをあげて顧客単価をあげるか、確実にリピートしてもらえるか」という部分が腕の見せ所になるかと思います。
私はその点が、まさにYouTuberの方が配信を見てスパチャ(スーパーチャット・投げ銭)をしてくださる方への声かけと同じものだ、と感じます。
この機能ができてから、YouTuberの方がスパチャコメントに「お礼を言う」文化が定着した、と感じています。
人気のある方や配信内容によっては、見逃したりもあることから「読み上げコーナー」枠を設けている配信者の方も多いようです。
動画視聴は匿名性があったり他の方の言葉を見ることができるため、ここを怠ると即時に「スパチャしたのに無視された」「XXXさんはひどい」という反応が可視化されるため、大変なようです。
一方で、同じように「いかに人を引き付けて視聴だけでなくスパチャを沢山いただけるか」は配信者の方の収入に直結する、腕の見せ所かと思います。
人は、他の人からの承認欲求を共通してもっています。
ですがそれは「金を払うだけでは確実に手に入るとは限らない」ものであり、その結果
「自分をしっかりと個別認識して笑顔や言葉をかけてくれるならば、コストを払っても惜しくはない」という感覚につながっているのだと思います。
この感覚に対して訴求することこそが、このような方たちに共通する「技術」なのだ、と私は思います。
なので息子の疑問
「頼んで配達してもらっているのに、なんでこんなメッセージをわざわざ書いてくれるのか?」
「商品届けるだけでもいいじゃない?」
については、
「必要最低限の収入を得る、というだけならそれもありだが、このような努力は、確実にヤクルトレディの仕組みの上で、ご本人たちの収入格差として表れるだろうから」
「ヤクルトレディのようなリアルでも、YouTuberの方のようなバーチャルでも人がほしいものは本質的に同じ」
と答えました。
でも毎回手書きでメッセージカードをくださること、配達前に何枚も書いてくださる姿を想像すると、その本質が上記なのだとしても、私にできる気がしない「気持ち」がのった努力であり、いつも嬉しいものです。
これからもリピートしていきます。