おばサラ日記

50代おばはんサラリーマンの徒然日記

【社内SE】仕組み化の苦しみ


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おはこんばんは、おばサラです。

最近まで手作業でやっていたシステムマスタ、データ変更の一部を、自部門てシステム、仕組み化しました。

 

その結果、今までは起きなかったトラブルが起きているのですが、それに対する周囲の反応が二極化しています。

 

自分を含めた、社内SE経験の長い人間は「あるあるだねー」

一方携わったメンバー達は「こんなことなら手作業のままの方が良かったのでは?」「自分が✕✕しさえすれは(しなければ)」とシリアスに。

 

この違いを自分は人の性質に対する理解度合いだと思っています。

 

人は必ずミスをする。自分は必ずミスを犯す。

それは仕組みを作る社内SEにとって、基本にして覚悟を決めるべき何かしらなのかもしれません。

 

システム化をすると、必ず「マスタ」という根幹になるデータが生まれます。

変化するシステムの場合、マスタデータも変更するタイミングが生まれます。

この変更は他システムと連携するものもありますが、システムがより上流であるほど、最初に生み出すデータとなり、つまり必ず手作業が生まれます。

そしてマスタデータのミスは全体に波及するため、ミスそのものの大きさに対して、結果の被害が大きくなりがちです。

 

手作業は人間による有機的な判断が可能なので、確かに構造的で大規模なミスは起きづらいのですが、一方、必ずミスが発生します。

 

仕組み化はイレギュラーに弱く、システム管理者にとっては自分のワンミスが全てに及ぶ怖さがありますが、安定化すれは手作業に比べてミスは極小化できることがほとんどです。そして量とスピードの桁が変わります。

 

なので、仕組みを構築するシステム管理者にとって必要なのは、一人で完璧を目指すことではなく、自分がミスをする前提でセーフティネットをどれだけ厚くできるか、なのだと思います。

 

一人ではなくチームで。

自分の完璧ではなく皆で到達するゴールの完璧を。

そんな事を話しながら取り組んでいます。