おはこんばんは、おばサラです。
ちょうどChrom Discoverにこんな記事がお勧めとしてでてきました。
皆さんいろいろな関連したお話を出していますが、「集団においてハブになる人」というのは、古今東西を問わず共通したお話のように思います。
私が思うに、理想的に活動・成果を上げている組織では、この役割をバックオフィスと中間管理職が担っているように思います。
旧来の組織においては、中間管理職の役割は「上司」として指導する力、技術などを伝達する力が大切だったように思います。
ですが、現代においては、様々なツールが進化しており、エンジニア業界を中心に「人よりもシステムから教わったほうがより効率的に人は成長する」といった流れに変わってきている気がします。
学ぶべき技術もどんどん進化・革新しているために「先人から教われることは古すぎる」といった問題の方が目立つほど。
それにつれて若い人の自律も可能になり、組織においてはDAOなどが話題になっているほど。
そうなるといままで中間管理職に期待されてきたうちの「技術指導」はごっそりなくなるわけで、だからこそ「中間管理職は不要」といった状態になるのだと思います。
一方、うまくいっている組織においては必ず「個でみると低パフォーマンスだけど、集団においてはキーになっている人」がいることが経験的に自明となっている。
それであれば組織において必要となるポジションは「個ではなく集団のパフォーマンスにコミットして、円滑に集団を活動させる人」となるはず。
それこそがまさに、これからの中間管理職に求められるスキルなのではないでしょうか。
いままでもそういった人は事務や支援をする方がいらっしゃることで、うまく旧来型の管理職と同時に成立していたように思います。
しかし、現代においては事務も支援も機械・AIができるようになってしまい、現場にはどんどん「コア人材」しかいる余地がなくなっています。
それであれば、組織をとりまとめて組織の成績を受け持つ人こそが、ハブの役割を持つべきであり、
「管理職≠「自分よりできる人」
「管理職」=「自分のパフォーマンスをあげてくれる人」
に組織の在り方が変わっていくべきなのかもしれません。
もちろん、仕事においては「責任」も大切であり、中間管理職は「責任者」の役割も大きいため「その組織における最終判断者」としての能力も必要です。
そういった意味では「人の間をつなぐハブ」能力と「判断・責任能力」の両立は難しいのかもしれません。
ですが、それは旧来型も同じこと。
これからの自分の役割においても「指導」「教育」はある程度システムにまかせて、新たなありかたを模索していく必要がある、と感じた話でした。