おばサラ日記

50代おばはんサラリーマンの徒然日記

【資産形成】MoneyForword おかねせんせい Beta を使ってみました

おはこんばんは、おばサラです。

 

家計簿として愛用しているマネーフォワード ME(MoneyForward ME)

moneyforward.com

以前に「生涯シミュレーションができないのが不足」と書きましたが、久しぶりにPCからログインしてみると「未来シミュレーター」という項目が!

クリックしてみると「新機能:未来の資産シミュレーター」という文字が!サービス名は「Money Forwad おかねせんせい Beta

どうやら昨年からあった模様。まったく気が付いていなかった・・・

 

早速ログインしてみたところ・・・

(金額はマスキングしてます)

うーん、拍子抜け。もっとこうドキドキする項目がないと書くことがない
気を取り直して細かい機能をみていきます。

項目は大きく4つ

 

「使える」

このサービスはマネーフォワードと連動しているため、収入・給与日は自動入力されているようです。

また、予算の選択でで貯蓄額を入力して、残額を「予算」とするのですが、

・少しずつ貯める(給与の5%)

・おすすめ(給与の10%)

・自分で入力

の三択となっており、入力した場合は給与の何パーセントになっているかを自動算出してくれます。家計簿初心者にはすごくお勧めの機能!

 また、家計簿と違うのは、期間が「給与日から次の給与日まで」になっています。

つまり「次の収入までを残額管理する」というある意味わかりやすい方式。

そして残額をグラフで可視化+現在残額を表示してくれています。

 

 

予算の残額グラフ 下旬・月末にぐっと減っているのがすごくわかりやすい

 

ただ、学費や更新料などのまとまった出費が発生する月でもそのまま反映されるようで、「通常月には使いやすいが特別出費への対応はまだ」という感じのようです。

 

学費を払った月は絶望的なマークが

また、収入が給与収入単数のサラリーマンを想定している状態なので、副業があったり複数収入の家計には使えなさそう。

このあたりがまだBeta版であるという点かもしれません。

 

「貯める」

安心ラインを超えて貯蓄できているか、をみているようです。

『貯金安心ラインは、給与4ヶ月分です』として、金額を自動算出、『安心ラインを超えたら資産運用を始めてOK!』という説明つき。

初心者の方にはとてもわかりやすいガイドラインになっています。

内訳をみるといわゆる「現預金」に相当する金額を自動抽出しており、国債などは対象外。それでも自分の基準と大きく違うので、楽々クリアできていました。

因みに自分は生活防衛については、国内債券含めての安全資産を2年以上確保+収入保障保険で担保しています。

 

「増やす」

こちらはマネーフォワードMEの資産カテゴリから現預金を対象外にしています。

マネーフォワードMEの資産では、なぜか現預金と仮想通貨が一つのカテゴリ、とちょっと疑問をもつ区分だったのですが、こちらでは現預金のみを抜いて仮想通貨は含まれています。

私にとって仮想通貨はかなりリスクの高い金融商品のひとつなので、こちらの分類のほうがありがたいです。

現預金を除外した金額がリアルタイムでわかるのでチェックに使います。

 

「未来の資産」

ここが一番気になる機能。

「くわしく設定する」という項目で

・年齢、引退年齢

・給与・支出

・貯金・資産運用

として、マネーフォワードからわかるところは自動入力されています。

ちょっと残念なのは運用利回り(年)が

3%・5%・10%

の三択であるところ。

とはいえ、マネックス証券のような予想シミュレーションを望むのはお門違いでしょう。

 

さらに

・子供

 というカテゴリで、アバウトですが学費に関するシミュレーションを組み込めるようです。これは、お子様が小さい方にはとても良いと機能だと思います!

 

そして

・老後

 退職金予想額と、老後の費用の選択肢。

 おもしろいのは老後の費用選択肢が

・ひかえめ(今の55%)

・ふつう(今の70%)

・ゆとりある(今の90%)

と現在の支出基準での割合になっていることと、その結果、に

「資産寿命」として一瞬で何歳まで資産が持つか、がわかるようになっているところです。

ここまでの結果で破綻しているかどうかが即答されるスタイル。

すごくわかりやすいです。

ただ、シミュレーションとしては1パターンで

運用資産について
 引退するまでは設定されたペースで運用資産の積立を続け、75歳で運用資産をすべて現金化するものとします。引退後、75歳までの間は運用資産から毎年4%を引き出しながら残額の運用を継続します。(運用益にかかる税額等は反映しておりません。)

年金について
 原則として引退する年齢の翌年に年金受給が開始するとします。70歳以降に引退される方の年金受給開始は70歳になります。毎月の受給額は年収及び受給年齢によって上下するものとします。
<主な仮定>
・65歳で年金を受給開始した場合の受給額:年収の50%
・受給を1年繰り上げた場合の減額率:6.0%
・受給を1年繰り下げた場合の増額率:8.4%

となっているとのこと。

なので、シミュレーションの山も75歳がピークになっています。

自分は75歳ですべて現金化することは現在あまり考えていませんが、安全志向になっているので善しだと思います。

また、凄いのが年金について繰り上げ、繰り下げが即反映されることです。

ただ・・・ねんきん定期便を見る限り「年収の50%」はあまりにも楽観的な数字に思えます。この数値は素直に「ねんきん定期便の表示額」を入力できるほうがよいですね。

繰り上げ・繰り下げ機能が素晴らしいだけにちょっと残念なところ。

ぜひ変更してほしいところです。

 

総じて、「初心者の方によりそった凄くわかりやすいサービス。マネーフォワードと連動しているので、難しい部分の入力や、予想するための入力がほぼ不要なのが素晴らしい」という感想です。

 

ただ、自分のように、子供がもう大きく投資年数がある程度ある人間にとっては、マネックス証券のほうが精度が高くなりそうです。

ただ、毎月の残額チェックなど、やはり家計簿側の機能は「さすが!」と思うところが多いので、今後、マネックス証券とあわせて定期チェックしていきます。