おばサラ日記

50代おばはんサラリーマンの徒然日記

【雑記】マルチ商法は何が悪いのか、どうしたら回避できるのか

おはこんばんは、おばサラです。

 

息子が友人に「マルチ商法は何が悪いのか?」と聞かれて答えられずにいろいろ調べてみた、という話をしてきました。

マルチ商法にひっかかってしまったらどうしたらいいの?」とも。

特に調べずに自分の感覚で答えてみました。

 

マルチ商法は最近合法的な範囲に収まるように展開するものも多く、問題が複雑化しているようです。

ついつい「悪」=「罰せられるもの」と考えがちですが、遥か昔から「罪に問えない罪」という問題はありとあらゆるものにあるように、「悪いかどうか」では語れないと思っています。

なので、「悪かどうかが問題ではなく、自分が期待していたものがが手に入らない、というギャップが問題」と説明しました。

マルチ商法と言われるものは「あたかも対価を払えば手に入るもの」と錯誤させることが問題なのだと思います。そういった意味では表記があいまいだった頃のガチャや、いい加減な説明が許された頃の証券会社の金融商品販売も一緒。

 

次に「マルチ商法にひっかかってしまったらどうしたらいいの?」には「引っかかってしまった状態=洗脳されてしまった状態だから、その時点から抜け出すのは難しい」と

思っていることをまずは言いました。

そして「話を聞いてしまったらおしまい。聞かないのが一番」とも。

そもそも、相手は百戦錬磨のマーケティング・営業の達人だからこそ、マルチ商法が成り立っているのです。

ある程度成立して自分の目の前に来ている時点で、マーケティングにも言葉にも素人人間が太刀打ちできるはずもない、というのが前提だと思っています。

「せめて連れ込まれてしまったら絶対まともに話さず反論などせず。契約書類は判子がなくても拇印を迫られるので、そこだけは絶対にその場で書かないように。それがなんとか逃れられる手段」と想像しながら話しました。

 

なので息子には「そもそも自分に用がある時点でマルチ商法である、と思って間違いない」と持論を離しました。

例に出したのはひと昔前の特撮もの。

ひと昔前の特撮は幼児向けだっただため、悪の組織は必ず幼稚園バスを狙ってきます。

マルチ商法も同じ。まともな投資商売であるならば、ターゲットは富裕層であるべきであり、学生の自分に声をかける時点で用事があるのは貴方の借金能力と身体(なんだったら臓器)の可能性が高い。

そういった自分中心の世界観ではなく世界から見た自分の立ち位置でみると騙されにくい。声をかけられたらぜひ悪の組織と幼稚園バスを思い出してほしい、と話しました。

連想できるものが少しでもあれば、もしかしたら騙される可能性が減るかもしれません。

 

過去の金融商品やガチャがそうであったように、普通の企業の普通の商品でも、話から想像してしまう期待と実態のずれ、というのはあります。それが極端に大きいだけものもがマルチ商法

偉そうに息子に話していても、明日は我が身の可能性も高いと思っています。

現在の構造は「情報は自分から手に入れる」社会だからこそ、ひっかかる可能性も高まっていると感じます。堅実であることを大事に、用心して過ごさなければいけないですね。