おはこんばんは、おばサラです。
息子の学費を振り込みました。
今年は一部分納ができることになったので、そちらを選択しました。
準備はしていたので一括振り込みもできるのですが・・・私は基本的に分納できるときは積極的に検討するようにしています。
分納すると大抵、一括よりも割高になります。今回の学費も例外ではなく、数万円割高になります。が、それでも選択するだけのメリットはある、と考えます。
昔はこういう時、迷わず一括派でした。ちょっとでも割安になるし、と。
意識が変わったのは、仕事で会計業務に関わるようになってから。
会社の振り込みは大抵の会社が「支払い期日当日」に振り込むようにされていると思います。
これはもちろん、払ってもらう方も同じサイクルだから、という業界もあると思うのですが、一番大きい効果は「現預金が手元にある期間が長い」ということ。
Amazonはこの「現預金が手元にある期間を利用して事業拡大した」と言われています。が、よく考えればこれは目新しい仕組みではなく、保険会社などはまさにその手法。「掛金を受け取ってから支払が発生するまでの期間に運用することで、自分の資本でなくても利益を増やす手法」といえます。
(保険は発生確率を利用した商売なので少し違う部分もありますが)
この仕組みを理解してからは「現預金が自分の手元にある期間」>「多少のコスト」と思うようになりました。逆に一括支払いすると割安になるのは、受け取る側が得をするからですね。
つまり相手方も「現預金が手元にある時間に勝るものはない」と考えている、という事になります。
もちろん、現預金が手元にあるだけでは増えないので、時間=利益とするには投資する必要があります。
ですが、家計簿、資産管理、という観点からでは「安全資産として置いておく=何かあったときの資産として活用できる」ともいえます。
ですが、ローンを組んでまで手元におく、ということはしていません。
事業活動のように借入金の金利とその元手による利益を利用して儲ける、ということまでできればローンの意味はあると思いますが、奨学金含めて、利子を上回る利益を投資だけで生み出すことは簡単ではありません。
つまり、現預金にこだわってローンを組む、というのは本末転倒、と考えています。
なので、あくまで分納まで。
もちろん、割高になる金額が大きすぎれば同じことなので、そこも含めて検討です。
計算したところ、利率換算だと2.6%の割高。
ですがそれなりの金額が手元に長くあるほうがよい、と今回は分納を選択しました。
学費なので投資運用はしませんので、利率はそれだけ余分なマイナスです。
感覚としては今年の投資がその分だけマイナスになる、捉えています。
ですが安全資産がゆっくりと目減りすることになったのでポートフォリオとしては良い選択だ、と思っています。