おはこんばんは、おばサラです。
今週は季節の変わり目のせいか、更年期障害の症状も強く出ている気がします。
そのせいなのか、今朝も片頭痛の気配。
ですが、継続している予防注射(アイモビーグ)のお陰か「痛い」という感じではありません。
昨日も同様の感じからエレトリプタンを服用してしまったこともあり、
今日は「いつも通り+カフェインなどをとってやり過ごせるか試してみよう」と思い立ち、服薬はせずに過ごしていました。
・・・が、どんどん具合が悪くなり、やはり「痛い」という感覚とともに、片頭痛の副作用である悪心や嘔吐感が堪えがたい状態に。
結局お昼休み開始とともに急いで服薬してアイスノンを取り出し、横になりました。
その結果、1時間後には勤務を再開でき、3時間ほどで完全解消しました。
うーん、アイモビーグだけに頼るのは、やはりダメなようです。
アイモビーグとエレトリプタンの効果について改めて復習です。
まず、片頭痛が起きるのは今のところ、脳内物質であるセロトニンが減少することで、三叉神経からCGRP(calcitonin gene-related peptide:カルシトニン遺伝子関連ペプチド)という血管を拡張する物質が放出され、脳内の血管拡張を起こすことで、片頭痛の発症に至る、という説が有力で、エレトリプタンもアイモビーグも、その仕組みに対抗する効果を発揮するお薬です。
エレトリプタンをはじめとするトリプタン薬剤は「神経からCGRPを放出されるのを抑制する」効果があるとのこと。ちょうど放出する少し前に服薬すると効果が高いものの、効果時間が3時間程度なのでタイミングを逸すると効果がない、という欠点があります。
一方、アイモビーグ(CGRP受容体抗体)は、CGRPが片頭痛として作用するための「受容体」をブロックする効果があります。効果は1ヶ月24時間。
理論上「CGRPが放出されても痛くない」状態をつくります。
理論上、アイモビーグだけで防げる感じがあるのですが、臨床試験でも実例でも「軽減」にはなっても「消滅」に至る方は限られるようです。
なぜなのか・・・
仕組みをもう一度みてみると
・CGRP
・サブスタンスP
・ニューロキンA
つまり、CGRPの受容だけブロックしても効かないのかも?
一方、トリプタン系薬剤について調べてみると、「セロトニンに似た働きをする」=「血管を収縮させる」効果自体をもっているようです。
あちこち見たのですが、「CGRPの放出を抑制する」効果と「血管を収縮させる」効果は同じことなのか違うことなのか、私にはわかりませんでした。
ですが、「血管を収縮させる」という、ある意味アバウトな効果により、CGRP以外の要因も含めての効果があるのではないか?という気がしています。
いずれにしても、片頭痛の仕組みが完全に解明されていない以上、「こうなったら痛くなくなる」という対策をするのが良いですね。
今日の経験から「カフェインなどを試して収まらず”これはもうしっかり片頭痛だろう”となったら、エレトリプタンを服用する”が今のベストである、と学びました。
明後日には試験もあります。明日も痛くなってしまうかもしれませんが、あまり「服薬回数増やしたくない!」と気張らずにいこうと思います。